2017年6月14日水曜日

パレットを再生して立体花壇を作れと

ウチのような倉庫を工房とか工場とかにして使っているところは、何処もかしこも大概むさ苦しいです。特に夏は、見た目からしてとにかく暑苦しいです。ウチだけではありません、どこを見てもだいたいそんな感じです。

やはりむさ苦しさを多少でも解消するならやはりグリーンとか花だな、と考えるものです。しかしだなぁ、安いプランターを並べても更に見苦しくなる可能性も高いです。

そこでだ、いくらでも手に入る木製パレットを例のごとくばらして、何とか少しでも見栄えのするものを作ってやろうと、なかなか涙ぐましいことをやってみることにいたします。

Webをサーチしてみると、立体花壇(Vertical Planter)というのがなかなか格好良いです。一から設計するのは面倒なので、このページのデータを引っ張ってそのまま作ってやろうと思ったわけですが、アカンがね、これは寸法がインチだがね。まったくボブの連中は単位からして違うから困ったもんです。だいたい1フィートが12インチってのを最近知ったよ。時計じゃないんだから今時12進法ってどういうことだよ。さらに分数がやたら出てくる。3/4インチとか言われてもさっぱりイメージが湧かないね。結局パレットのサイズに合わせて作りたいので、このままやってもうまくいかない、ということで、仕方がない、設計しなおします。



隣のデッキ工事屋さんでよく出るサイズのパレットが実寸で図ると2520mm x 900mmですので、そのパレットを切って無駄がないような感じで作ります。
とにかく木材はパレットだけで、追加で買うのは木ネジ、接着剤、ホチキス針、エアー用ネイル、木材防腐剤程度で頑張ってみたいと思います。そして途中で飽きてしまわないように、割と簡単にできる設計で、パレットという割といいかんげんなサイズの木材でも現場合わせで何とかそれなりのものができてしまうような、そんなものを目指します。



この部分が肝だということはだいたいわかると思います。ここさえ上手くやればあとは適当でも出来てしまいます。



寸法は上の図。



パレットの板2520mmを半分にカットし、



接着剤を塗り、



2枚貼り合わせ。大体板が反ってますので、端金で締めながらステープラーで止めていきます。
それをつなぎ合わせ、15°で両端を斜めに切り落とします。
斜めの角材を寸法図のように固定していけばそれなりの強度が出てきます。



120cm長でカットした9枚のパレット板を並べて、裏から3枚ほど補強を入れて、上の画像のように枠を作ります。パレット板を9枚並べると81cmになりますが、キッチリ81cmになるわけではないので、寸法は現場合わせでいいです。



防腐剤を塗ってやります。クレオトップの16リッターが6000円ぐらいで一番安いと思います。



足とか足の補強部分などは、現場合わせでやったほうが早いです。



出来たアルネ!3時間ぐらいではないでしょうか。最下段がちょっと設計とは違いますが、気にしないでください。



5段の立体花壇です。安物のプランターよりは見栄えが良いです。
あとはホームセンターで100円/苗ぐらいのものを植えてやればええです。まあそれはお好みだ。排水なんか深く考えなくても適当に漏れてくれますので大丈夫です。



ただこれも1個や2個あっても見栄えがしないですので、5個ぐらい作ってズラーっと並べると壮観でしょう。



重要なのはこの部分だけで、これが向かい合わせで合っていればあとは現場合わせで適当にやればそれなりのものが出来てしまいます。



例のごとく、誰も要らないでしょうけど、Rhino5形式のデータはこちらに用意してございます。