それはまあいいとして、Rhinoで3Dモデリングをしていてたぶん日本語版では「押し出し」というコマンドがあるのですが、英語版だとExtrude Curve (コマンド extrudecrv)です。
これで生成される面が実はextrusionとpolysurfaceという二種類あるのに気づきました。
どうやって描き分けるのかというと、UseExtrusionsというメニューやツールバーのボタンには存在しないコマンドラインオンリーの隠しコマンドみたいなものでRhinoの設定を変えて描き分けます。興味のあるRhino使いの方は、ConvertExtrusionというのもついでに調べるべし。
こんなことRhinoユーザーのほとんどは気にしていないと思いますが、知っているとちょっと便利です。
まだ前置きの話は続いてすみませんけど、日本で一番上手いと言われるRhinoマスターであるEVANCE-DGの成島代表に、先日この事をちょっと質問してみたのです。成島様がおっしゃるには、extrusionというのはデータが重くなりがちな建築設計関係のために用意されたものらしく、その他の分野ではあまり使われないというものだそうです。要はPolysurfaceのほうがデータは重くなるけど使い勝手はいいのでしょうね。正直よくわかりませんけど。
ただ、extrusionは一つだけpolysurfaceより非常に便利な性質あるのです。
それは、垂直に押し出したextrusionはChangeDegreeでUVの次数を3に変えるとシングルサーフェスに変わる、というものです。
しかもリビルドのように形状が変わることなく、上の画像のようにコントロールポイントが出て、ピンカドもきちんとでている。しかもUV次数はともに3。
これを踏まえると、素のライノでソリッドでもポリサーフェスでもないシングルサーフェスの立方体が割と簡単に描けてしまうとそういうわけです。
星型でもできるよ。
更に星型の上を尖らせたり、下を丸めたり、捻ったりしてもシングルサーフェスで出来たりします。
素のライノではここまでですが、プラグインを使えばもっと凝ったことを簡単にできます。そのプラグインのことはまた次回。
これを踏まえると、素のライノでソリッドでもポリサーフェスでもないシングルサーフェスの立方体が割と簡単に描けてしまうとそういうわけです。
星型でもできるよ。
更に星型の上を尖らせたり、下を丸めたり、捻ったりしてもシングルサーフェスで出来たりします。
素のライノではここまでですが、プラグインを使えばもっと凝ったことを簡単にできます。そのプラグインのことはまた次回。