2017年5月18日木曜日

マリーナの仕事 4

本日は、レジャーボート2艇目のカーテン取り付けをいたしました。



赤い船体の船です。



今回は、天井がまっすぐですので、縫製も取り付けも前の船ほど苦労はしませんでした。



また今回は両サイドとリアのカーテンで、フロントはありません。



今回は明るい色をご指定で、これはなかなか良い雰囲気です。



上の画像をご覧いただいて、気づかれましたでしょうか。普通カーテンレールはこういう向きにつけませんよね?
お家のカーテンとは違い、レールの取り付けは横向きと言えば良いのでしょうか。下向きではないです。ブラケットを使って下向きに付けではダメですか?と聞きましたところ、壁に直づけで横向きにやって欲しいという依頼なのです。理由はわかりませんが、別の船(Toyota PONAM)の純正カーテンを見せてもらいましたところ、やはり純正でもこういう感じでレールがついておりましたので、レジャーボートのカーテンは基本的にこういう付け方をするものなのかも知れません。

レールを横付けすると、普通のランナーではきちんと走りにくいです。なのでこういう専用のランナーを探すのですが、サンレジャンとかニトリで聞いても要領を得ません。「そもそもいかなる理由でレールを横向きにつける必要があるのか?」と言われるばかりで話が前に進まないのです。「どうしてって言われても、そんなことは俺が聞きてえぐらいだよ。そうやってやれと言われたら、そのようにやるしかないわけで、俺に決定権なんかないんだよ。だからここでそういうものがないかと聞いているわけでだなぁ」と、話のわからない相手に説明するのがだんだん面倒くさくなってきます。
結局、そういう取り付け方は聞いたことがない、と言うことで他を探しに探し回って、レール横向き用のランナーというものを探し出してきました。Web探しまくっても出てきませんでした。その商品名は?と言われても、毎度のごとく意地悪い性格なので教えないアルネ!自分で苦労して探すと良い経験になるぞ?(笑



かなり珍しいというか、一般的に良く使われるものではないものだと思いますが、製品としては存在しております。そういうものの困ったところは、60個ぐらい欲しいと言っても手に入らないところです。つまり箱買いです。600個も入ってます。今後カーテンの仕事が入らなかったらどうしよう?というところです。


取り付け完了、ありがとうございました。取り付けてみたところ、やっと横向きにレールをつけろという理由がわかったのでした。目出度し目出度し。



担当のメカニックさんとお話していて、あれが出来ると良い収入になると教えていただきました。上の画像の丸い部分、このビニールハウスみたいなやつですけど、名前は忘れました。これが樹脂っぽいのですが、ガラスでもアクリルでもなく、アメリカから輸入してくる素材らしいです。結構硬いものみたいです。これが取り付け出来る業者さんが、日本で恐らく2件ぐらいしかなく、この部分も横浜の業者さんが取り付けに来たそうです。

何と!このビニールハウスみたいなものの取り付けというか取り替えが、ウン百万の世界だってさ!

カーテン取り付けて、結構単価の良い仕事だな、とか喜んでいる自分が、実は随分とちっぽけな存在なのだと、一気に気持ちが萎んできました。もちろん、ウン百万の仕事とは言っても、私がやりますって言って、すぐに出来ました、なんて甘い世界ではありません。そんな簡単だったら、日本に業者が2件だけなんてことがあるわけがないです。

カーテンを縫っている私らは将棋で言えば「歩」ぐらいのものなのだなぁと、思った一日でした。








しかしながら、ここは実に綺麗なマリーナです。しかもピカピカの船ばっかりです。世の中には金持ちがこんなにたくさんいるのか?と毎度毎度驚きます。