2017年5月5日金曜日

驚異的に使い込まれた裁断板

MAIIIクリッカーのサポートの一環として、裁断板の再研磨サービスというのをやっております。そんなにしょっちゅうではありませんが、依頼がやってきます。裁断板が痛んでいると綺麗にカットが出来ないので、たまに再研磨をするのが理想です。何と言っても綺麗な表面の裁断板は気分が良いです。

本日、一件再研磨依頼の裁断板が届きました。



どんな状態なのが届いたかな?と、梱包を開いたら驚きました。

こんなに使い込まれた裁断板を見たのは、MAIII用では初めてです。



これでもちょっと状態はわからないと思います。



これでどうだ?
3mm以上逝ってます。これは実に見事、というか、ここまでMAIIIクリッカーを使い込んでいる人がいるとは驚きです。私もかなり使い込んでいると思いますが、自社でCNCを持っており、しょっちゅう自分で再研磨しておりますので、再研磨せずに使っていたらこれぐらいになっているかも知れません。

それにしてもここまで使い込めば、道具としては幸せこの上ないです。道具というのは使い倒してこそ、その存在意義が発揮されているというのが私の持論です。これは100点満点。もうタダで再研磨しても良いです。


削る方もやっつけている感があって爽快です。


両面3mmずつ程削りました。



スカッと爽やかコカコーラ!他人様の裁断板ですが、実に気分が良いです。

そんなわけで、道具を使い倒している素晴らしいユーザーさんは確実に存在するのでした。

裁断板の再研磨ですが、いちいちウチに送ってやってもらうのが面倒という場合、近くのホームセンターでやってもらえる可能性もあります。そのホームセンターで「まな板の再研磨」をやっていたら、一度裁断板を持っていって聞いてみてください。やってくれるかも知れません。こういうのはダメだと断られる場合もあります。



ちなみにこの青い裁断板は、私がこの7年ぐらい愛用しているMCナイロンの裁断板。
PP板に比べて硬いですが、カットする刃型や素材によってはMCナイロン板はカット精度が上がります。何より硬いので減りが少ないですし長持ちします(高いですけど)。この7年ぐらい使って、研磨に研磨を重ねて使っておりますが、まだまだ5年10年使えそうな勢いです。こちらも用意して販売しようかな?
薄物素材を、0.7mm~1.5mmぐらいの薄い刃を使った刃型(たいていはトムソン刃)ですと、MCナイロンの方がよろしいかと思います。