2015年12月16日水曜日

インドネシア国籍の養女に日本語を教えるネタの続き

今年(2015年)8月時点では、ほとんど読み書きができなかった漢字ですが、YWCAの日本語教室に週二回、ステップアップスクールに週二回、公文の日本語課程、そして週に4回ほど私が夕食後に1時間ほど日本語を教え、本人もそれなりにまじめに取り組んだ結果、だいぶ日本語の漢字を読むことができるようになりました。
私が毎晩教えているのは、中学の日本語教科書。とりあえず書く方は後回しで良いので、とにかく読む方に重点を置いて、古文とか漢文とかはすっ飛ばして現代文のみ、


最初は、もうザーッと私について音読させます。この時点では出てくる漢字はほとんど読めません。辞書を引かせ、文章の意味をこれもザーッと解説して、大体の意味を把握させます。なかなか中学一年の教科書にある文章は難しいものがあります。一度に理解させようとしても無理です。

一通り進んだら一度教科書の最初に戻って、(自分でルビを入れてない)サラの教科書を読ませ、読めない漢字を単語帳に書き出し、表に漢字、裏に読み仮名、という我々が学生の頃よくやったような方法をやっていきます。

上のようにテーブルに並べて、読めない漢字と読める漢字のグループに分けて、何回も教科書を読んでいく。読めない漢字のピースが、読めるようになったら漢字のグループに移動していく。


だんだん読めるようになった漢字グループにピースが増えていく。
目に見えて結果がわかるので、結構面白いです。

全部読めるようになったとしても、次の日には結構忘れちゃったりするのですが、それはそれで仕方がないです。また後日戻って復習すれば良いです。繰り返し繰り返し、根気よくやる。学習ってのはそういうものだよね。我々もそうやって何かを色々と覚えてきたわけです。


こんな感じで、繰り返せばなかなか読めるようになります。
まだまだ先は長いですけど、根気よくやっていくしかありません。