2015年12月15日火曜日

Minoltacordの採寸

Minolta Autocordは今でもなかなか人気な二眼レフですが、AutoではないMinoltacordというカメラがあるのは、私も知りませんでした。まあ私はあんまりカメラのことを知らないんですけどね。

本日は貼り替え依頼をいただいたこのMinoltacordの採寸をしていきたいと思います。



二眼レフの採寸で苦労するのはフロント部分。これは割と正直な形状をしているのではないかと思います。何というか、上下レンズ回りの径を測って線をつないでいけば何となくそれなりの形状ができて、数回データを調整しながら切り直せば何とかなる、というかなったようです。



うーん、幸先が良い。



問題はこの側面の段差ですね。ここは苦労しそうです。最後にやるとします。



逆側の側面から採寸をします。



ノギスを当ててザーッと大体の線を引いてしまいます。



合わない部分を確認。線を調整します。



4回ぐらいデータを修正して、ほぼきちんと合ったデータが出来上がりました。



裏蓋の革はおそらくAutocordとそれほど変わらないだろうということで、ここからデータをひっぱてきて確認します。



さて、最後はこの段差付きの箇所だ。さあどうしようかと。


段差を上がった内側部分を採寸します。



段差部分を考慮して1.5mmぐらい大きく外枠を切れば良いかなと思ったけど、完全に大きいです。



まあ、ほぼよろしい感じになりました。